家づくりでは、間取りやデザインなどもとても大切ですが、実際に住むことを考えると設備についても考えていく必要があります。
ハウスメーカーや施工店では、標準仕様として設備をまとめて販売していることも多いですが、せっかくの注文住宅ですからやはり設備にもこだわりたいものですよね。
そこで今回は、実際の注文住宅で人気の設備ベスト10をご紹介していきます。
ぜひ家づくりの参考にしてみてくださいね。
住宅設備とは?
人気の設備ベスト10をご紹介する前に、「住宅設備ってなに?」という方に向けて、簡単に住宅設備の解説をしていきます。
住宅設備について知りたいという方は、まずはこちらからご覧ください。
建築基準法での定義
住宅設備は、建築基準法では「建築設備」として扱われており、法に則って明確に定義されています。
具体的には建築基準法2条三号で、
「建築物に設ける電気、ガス、給水、排水、換気、暖房、冷房、消火、排煙若しくは汚物処理の設備又は煙突、昇降機若しくは避雷針をいう。」
と記載されており、上記に該当するものが建築設備(住宅設備)という扱いになります。
生活するうえで必要な設備や、生活の質を高めてくれるような設備を住宅設備として考えるとイメージがしやすいかと思います。
注文住宅で人気の設備ベスト10のご紹介!
ここからはさっそく人気設備ベスト10をご紹介していきます。
本記事では、まずはベスト10位~4位を、オススメポイントと注意点を踏まえてご紹介していきます。
10位:モニター付きインターホン
今は標準仕様で付けられることの多いモニター付きインターホンですが、訪問者の顔をモニター越しに確認できることから、防犯対策としても人気のある住宅設備です。録画機能やワイド画面など、今はインターホンの機能や種類も多く、目的に応じて選ぶことができます。またインターホンのカラーなども壁紙や内装に合わせて選べるため、従来よりも室内に馴染みやすく進化しています。
[こんな人におすすめ]
- 防犯対策に力を入れたい人
- 不在時の訪問記録を確認したい人
[この設備の注意点]
- 停電時には使用不可
- モニターの存在感が出る
9位:電気錠(玄関の鍵)
最近は、玄関の鍵に電気錠を採用される方が増えてきました。
電気錠は鍵を差し込む必要がなく、カードタイプもしくは鍵に内臓されたチップを玄関の鍵にかざすだけで、玄関の鍵を解錠することが可能です。
小さなお子さんを抱っこしたり、荷物を持ったまま帰宅した時でも、鍵をかざすだけで解錠できるため荷物を一度降ろしたりなどの手間が発生しません。
[こんな人にオススメ]
- 防犯対策に力を入れたい人
- 荷物に影響されず、スムーズに鍵を開けたい人
[この設備の注意点]
- 停電時に電気錠のみでは解錠できない
- 金属の鍵に比べて初期導入費用が高い
8位:浴室乾燥機
共働きで忙しい、お子さんが小さくて洗濯物が多い、というご家族に特に人気があるのが浴室乾燥機です。
浴室乾燥機は室内物干しをすることができるため、時間に囚われず洗濯ができるのは、嬉しいポイントですね。
帰りが夕方になってしまう、日中洗濯する時間がない、という忙しい方に人気の住宅設備です。
[こんな人にオススメ]
- 洗濯物を日中に干す時間が確保できない人
- 室内で洗濯物を効率的に干したい人
[この設備の注意点]
- 電気を使用するため、電気代が高くなる
- 清掃不足によりカビが発生する
7位:機能性の高い窓ガラス
窓と言っても種類はさまざまですが、近年は機能性の高い窓ガラスが人気です。
種類としては以下の3つがあります。
複層ガラス | 2枚の窓ガラスを設置することにより窓ガラス中央に空気層を設けて断熱性能を高めた窓ガラス |
Low-E複層ガラス | 2枚の窓ガラスを設けて更に金属膜を貼り付けることで断熱性能や遮熱性能を高めた窓ガラス |
真空ガラス | 複層ガラスと同じ構造で空気層部分を真空にすることで分厚くなりがちな窓ガラスを薄く保つことができる窓ガラス |
機能性の高いガラスを設けることで、冷暖房費を安く抑えることができ、また窓ガラスからくる冷えなどを予防することができます。
[こんな人におすすめ]
- 冷暖房費用を安くしたい人
- 窓の結露を予防したい人
[この設備の注意点]
- 単層ガラスに比べて重量があるため、補強が必要なケースもある
- 初期費用が高くなる
6位:IHクッキングヒーター
お手入れが簡単で、見た目もお洒落なIHクッキングヒーターは、注文住宅でも取り入れたいと考えている人が増えています。
ガスや火を使わないため火災などのリスクも低く、小さいお子さんがいらっしゃるご家庭でも安心して使うことができます。
[こんな人におすすめ]
- 安全性を優先したい人
- 掃除を簡単に済ませたい人
[この設備の注意点]
- IH専用の調理器具を使用する必要がある
- 凹凸がないため滑りやすい
5位:タンクレストイレ
タンクレストイレは、その名前の通りタンクをなくしたタイプのトイレのことです。
商業施設やホテルなどでも採用されているため、見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。
タンクレストイレは、タンクがないスッキリした形状のため、スタイリッシュで高級感のある雰囲気を演出することもできます。
従来のトイレよりもコンパクトな点も人気の理由のひとつで、タンクレストイレにするだけで空間を広く使うことができます。
[こんな人におすすめ]
- トイレの形状にもこだわりたい人
- トイレの空間にゆとりを持たせたい人
[この設備の注意点]
- 一度に流す力が弱く詰まりやすい
- 水圧が弱い場所には設置できない
4位:対面式キッチン
対面式キッチンを採用することで、リビングやダイニング全体を見渡すことができ、キッチンに立ちながら家族の様子を見ることができるようになります。
特に小さいお子さんがいらっしゃるご家庭では、目が離せない瞬間も多いですよね。
しかし対面式キッチンであれば、家事をしながらも子どもの安全を見守ることができるため、料理中も安心です。
また対面式キッチンにすることで、カフェのオープンキッチンのようなお洒落な雰囲気をつくることも可能になり、お部屋をお洒落に魅せてくれる効果もあります。
[こんな人におすすめ]
- 開放感のあるキッチンが好きな人
- 家族とのコミュニケーションを大切にしたい人
[この設備の注意点]
- 家事動線なども含めたレイアウトが重要になる
- 臭いや調理音がリビングやダイニングに届きやすい
まとめ
今回は、注文住宅で人気のある住宅設備をランキング形式でご紹介してきました。
気になる住宅設備を見つけることはできましたか?
どんな住宅設備を採用するかは、家族のニーズやライフスタイルによっても異なってくるため、慎重な検討が必要です。
本記事では注文住宅で人気の住宅設備を、10位~4位までご紹介いたしました。
気になる3位~1位は、別の記事で詳しくご紹介していきますので、楽しみにお待ちください。
「どんな住宅設備を設置したらいいか分からない」
「家族構成を見て必要そうな住宅設備を教えてほしい」など、家づくりに関してお悩みがございましたら、まずは弊社の家づくり無料相談窓口「注文住宅の相談窓口 鹿児島店」にご相談くださいね。